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2019SS MILANO UNICA REPORT
2/6-8の3日間イタリア・ミラノで開催される生地の展示会ミラノウニカへ行って参りました。
この展示会が2019年春夏物の出発点で、ここでいかに新たなトレンドを感じ取るか、業界の情報を掴むかで松希の今後の動きも変わってくるのでこの3日間はかなりの気合と集中力が必要になってきます。
さて、19年春夏のトレンドですがやはり英国調の流れが続きそうで寧ろ年々強くなっているとさえ感じました。
柄で言えばグレンチェック、ハウンドトゥース、ガンクラブ、ブラックウォッチ等がどのメーカーのコレクションからも見られ、色で言えば全体的にライトトーンに変化していっているようでライトグレーやブラウン、ネイビーでも明るめのものが多かったように感じました。
また、新鮮さを感じるものではグリーン系や近年流行っているベージュがマスタードに近くなりイエロー系も出始めています。素材で言えば夏にしては少し目付が重めの杢調のレトロ、ビンテージ感のあるものをイタリアのブランドでも所々で提案していました。
もう一つの流れとしては目付200g/m以下の超軽量素材です。上記で出てきた素材とは相反するようですが、このようなクオリティも先シーズンから増え始め今回では至る所で見られました。通常の春夏物の目付が240g/mなので、製品ともなれば非常に軽く感じストレスも軽減されます。中には目付130g/mといったものもありました。
イタリアテキスタイルメーカーの中でも日本の市場は大きくさらに拡大していくためにも、日本特有の湿度、温度の高い夏に対応した提案のようです。