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2018S/S MILANO UNICA REPORT
今回も、ミラノで開かれる世界規模のテキスタイル見本市”MILANO UNICA(ミラノ・ウニカ)”へ、
2018年春夏のトレンドチェック&生地のピックアップの為、行って来ました。
会期中ミラノ市内はあいにくの曇り空で晴れ間が見えることはほとんどなかったのですが、会場は次のトレンドをチェックするためバイヤー達で賑わい、非常に活気に沸いていました。
各メーカーのコレクションを見てよく目に付くのが色鮮やかなジャケット素材です。素材や織りで表現された凹凸のある表面感やレディースライクなネップ使いのジャケット素材が多くみられました。
スーツ素材もここ最近徐々に増えてきているブークレヤーンでストライプやチェックが表現されているものや、ジャガード、サッカー地など柄のデザインよりは凹凸による表面感のある素材がトレンドとして目立ちました。
今回特に印象に残ったのは、各メーカーでポリウレタンを使ったストレッチ素材の打出しが増えたことです。インポートの紳士服地といえば天然繊維でより高級感のあるイメージだったのですが、昨年あたりからこのような素材が徐々に増え、今年は一つの打出しとして各メーカーでコレクションが組まれるほど市場の傾向が変わってきたといえます。